グリッパで把持できない(AGXの位置指令?)

WRS2020のトンネル競技に参加するつもりで準備をしているのですが,DoubleArmV7のハンド(グリッパ)で物がうまくつかめないという問題に陥っています.問題を単純化していくうちに,以下の結果に達しました.動画をご覧ください.

Choreonidつかめない問題

片方の板で直方体を触っている場合は問題ないのです,両方の板で挟み込もうとすると,直方体にドンドンめり込んでいき,最後にははじけ飛びます.

それぞれの板は直動関節で接続されており,SimpleControllerでLink::ActuationMode::JOINT_DISPLACEMENTで指令を与えています.閉ループができたときに,拘束状態を上手く扱えていないと思うのですが,どのように対処すればいいのでしょうか?

Choreonoidは,wrs2019タグのものUbuntu 16.04上でビルドしました.
AGXのバージョンは,2.27.1.4です.

WRSでは,AGXを位置指令で使うことになっていますので,その前提で解決できると助かります.

WRS2018のころはこのような問題はなかったと思います.違いがつかめていません.
AGXのバージョンをWRS2018当時の2.23.0.5に戻して試してみようかとも考えていますが,まずは質問を投稿いたします.

別トピックでお知らせしたように、WRS2020に関しては現時点で当方でサポートできる立場にないことは予めご承知ください。

ご質問の件については、対象の関節軸に関してAGXのコンプライアンス関係のパラメータを設定すると解決できるかもしれません。パラメータについては以下のページで説明しています。

https://choreonoid.org/ja/manuals/latest/agxdynamics/agx-body.html

JOINT_DISPLACEMENTとのことなので、jointLockComplianceやjointLockSpookDamping、jointLockForceRangeなどを適切に設定(制限)することで、解決するかもしれません。